NHK総合1で放送されている「チコちゃんに叱られる!」は素朴な疑問を深く掘り下げて、視聴者のためになる知識を提供してくれる素晴らしい番組です。
今回紹介する内容は5つあります。
なぜ応援は337拍子?
正解:明治大学の天才がひらめいたから
どういうことか説明していきます。
誕生したのは大正10年。
明治大学の初代応援団長であった「相馬 基」(そうま もとい)さんという人物が始めました。
早稲田大学との大学対抗試合で考案されたそうです。
当時どのような応援をしていたかといいますと、
「勝った方がいい! よっ! 勝った方がいい! よっ! 勝った方がいいったら勝った方がいい!」
と叫んでいたそうです。
これが337拍子になるのは文章では表現しづらいですが、下線部とそうではないところで区切ると伝わるでしょうか?
早口ではなく、ゆっくりの337拍子でした。
最初は337拍子の掛け声があり、その後、掛け声+手拍子となり、最後は手拍子のみになりました。
この337拍子を戦後、東京六大学野球で披露した途端、世の中に一気に広がり、応援の定番になったのです。
それでは、なぜ「勝った方がいい」に337拍子のリズムをつけたか?ですが、日本人的なリズムだから、だそうです。
本当は337拍子は、448拍子なのです。
「1 2 3 間 1 2 3 間 1 2 3 4 5 6 7 間」というふうに間があるので448拍子になります。
このリズムが日本人のリズムなのは、昔田植えや稲刈りなど共同作業が多く、周りの人たちとタイミングを合わせるのに、この「間」が必要でした。
この「間」があることで、次の動作のエネルギーを生む効果もあるそうです。
またJ-POPでのヒット曲にもこの337拍子が使われております。
実際野球の応援で使用されているX-JAPANの「紅」、ピンクレディーの「サウスポー」、他にはモーニング娘の「恋愛レボリューショ21」、TRFの「EZ DO DANCE」などあり、驚きましたね。
正解:明治大学の天才がひらめいたから
「あっかんべー」って何?
正解:赤目(あかめ)
あっかんべーの起源は奈良時代にまで遡ります。
約1300年続く世界文化遺産のお寺「元興寺」(がんごうじ)には、奈良時代、この地に鬼が出没し寺の法師が退治したという伝説が残されています。
その退治した方法が、法師が鬼を追い払うために恐ろしい形相をして(赤目を見せて)、赤目で脅して退治したと言われており、これがあっかんべーのルーツとなります。
また、国立公文書館に保管されている説話集「大鏡」という書物に、「めかこうして ちごをおどせ」との記載があります。
「めかこう」の部分の意味は、目が赤いなので、赤い目を見せて子供を驚かす、と訳することができます。
こんな昔からあっかんべーが存在していたことがわかります。
ちなみに舌を出す理由は、あっかんべーの「べー」が「べろのべー」と勘違いされて舌を出すようになったそうです。
正解:赤目(あかめ)
「くすぐったい」って何?
正解:虫対策
くすぐったいという感覚は、人間の天敵から身を守るための重要な防衛反応なのです。
では人間の天敵とは何なのでしょうか。
それは虫です。
虫が人間を最も殺している生物です。
その中でも一番の天敵が蚊。
今でもマラリアやジカ熱など、蚊が媒介して年間83万人もの人間が殺されています。
衝撃の事実ですね。
くすぐったいとは、蚊のような害虫が皮膚にとまったときに、血を吸われる危機を察知する不快感なのです。
蚊ではなくてもくすぐったいと感じたら、身をよじってしまいます。
その反応こそが、とっさに出る人間の防衛反応です。
子供にこちょこちょをしている時も、子供は笑って喜んでいながらも身をよじっているのは防衛反応が表れているからなのです。
ただ、とてもくすぐったい場所と、そうではない場所があるのはなぜなのでしょうか?
とてもくすぐったい場所は、主に皮膚の表面近くに動脈が通り、自律神経が集中している場所であり体の急所です。
守る重要度が高い場所で、
①耳 ②首筋すじ ③脇の下 ④手の甲 ⑤膝の裏 ⑥足 などがあります。
また、くすぐったい感覚を不快感ととらえるのは脳で、脳の体性感覚野というところに伝達されます。
脳が危険反応を察知して、防衛反応の信号を体に送っているのです。
自分でくすぐってもくすぐったくないのは、予測できない動きに対しては外敵と認識し、くすぐったいと感じ、防衛反応を示すからです。
自分でくすぐると、脳が予測できるのでくすぐったさは感じないのです。
正解:虫対策
なぜ花にはいろいろな色がある?
正解:花によって虫の好みがバラバラだから
そもそも植物は蜜を求めてやってくる虫などに、花粉を運んでもらい受粉します。
受粉すると種ができて子孫を残すことができます。
花は色々な色をつけて、虫にアピールをしているのです。
虫が花の蜜を吸うと、この色の花には蜜があると覚えて、また蜜を求めてやってきます。
ここで疑問が1つ。
花に色を付けることが、蜜の場所をアピールするためなら、花の色は同じでいいのではないか、たくさんの種類の色は必要ないのではないか、と考えてしまいます。
しかし、虫によって色の見え方が全く異なっており、虫によって見える色もあれば、見えない色もあるみたいです。
例えば、ミツバチは赤色が見えないため、黄色やいろいろの花に集まりやすく、アゲハチョウは赤色が見えるため、赤い花に集まりやすいのです。
更に虫を効率よく集めるために、進化した花もあります、。
それは、花の色が途中で変わる花があります。
受粉したら赤い色となり、受粉していない他の花が白色のままで、目立たせる効果があるそうです。
また、虫の目には人間にはない、紫外線のセンサーが付いており、人間の色の見え方と全く異なる見え方をしています。
紫外線は太陽の光に含まれており、人間の目では見えない光です。
しかし虫は紫外線センサーによって、白い花が水色に見えたり、赤い花が紫色に見えたりしています。
色だけではなく、紫外線を通すことによって虫の目には花の模様まではっきりと表れて、花粉のありかがわかるように見えています。
花の色は人間が喜ぶためにきれいに咲いているわけではないのです(笑)
正解:花によって虫の好みがバラバラだから
「ワリカン」は何の略?
正解:割前勘定
「前」は分け前や何人前などの分量や金額をあらわすことから、「割前」は割り当てる金額という意味である。
今回はここまでとなります。
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最後まで見て頂き、ありがとうございました。