実家での生活環境は
今回は私のこと、私の両親のことを中心に話をしていきたいと思います。
私の両親は、私が小さい時から運転免許証を持っていなかったため、どこに行くにしても交通機関を使っての移動でした。
例えば、山奥の祖父母の家に行く時は、自宅から駅までタクシーなら10分、バスなら30分ほど、そこから電車で約45分、到着した駅からバスで確か30分以上はかかったかと思います。
そしてバスが到着してから歩いて10分。
父の実家に行くだけでどれだけの時間と乗り換えをしないといけないことやら。
ちなみに同じ県内です(笑)
私が子供のころというと、もう35年ほど前になります。
余談ですが、まだ電車の中でタバコが吸えた時代です。今の時代からは考えられませんよね。
そこまでの遠出もできず、海やスキー場なんかはほとんど行ったことがありませんでした。
色々なところに行ったことがない、少し寂しい生活でした。
両親の状況は?
一般的に車を所有している家庭は、通勤時は車で、お買い物も車で。
基本的にはどこに行くにしても車が基本になるかと思います。
しかし前述したとおり、両親共に車を持っていないため、父親は自転車で通勤。
自転車で通える会社を選択していたようです。今は既に退職しております。
母親は専業主婦。
買い物は幸い近くにいくつかのスーパーがあったので、自転車か徒歩で行っておりました。(もちろん今でもそうですが)
今の両親を見て思ったこと
これまでは両親の状況のことをあまり考えたことはなかったのですが、最近になって思うことがあります。
私は数年前から介護施設で事務をするようになり、利用して頂いているお年寄りの方々と接触するようになったからだと思います。
介護を受けるということは、一人で生活動作が困難なのです。
認知症や障害の方はまた別ですが、身体的な不自由、特に足腰が弱ってきて歩行器や車椅子が必要な方がたくさんいらっしゃいます。
私の両親は、昔から車のない生活を送っており、不自由もたくさんあったと思いますが、そのおかげで自転車をこぐ、歩く、ことで足腰が強くなっていたのです。
さらに両親は自主的に散歩もしています。歩く時は1時間は歩くそうです。
父親に関しては趣味のパチンコのために、恐らく360日はパチンコ屋に通っています(笑)
とても人に自慢できる趣味ではありませんが、その通うためには自転車をこいでいるわけです。
冬の積雪時は歩いてまで通っています。
70歳を過ぎた今でもそんな生活をしているので、常に足を使っている毎日を送っているわけです。
子供の時、自動車がないことで行ける場所の制限がありましたが、今となっては介護をしなくてもいい身体を保っている両親に感謝しております。
足腰を鍛えるために特別なことは必要ありません。
日常生活から歩いたり、自転車をこいだりと、やはり単純に足を使えばいいのです。
これからしばらくは高齢化社会が続きます。
介護士が不足しているため、最近は介護予防の重要性も高まってきております。
身体がまだ健康であるうちに、介護予防として足を使った生活をしてみてはいかがでしょうか?