1.熱中症とは
高温多湿な環境や暑熱環境の下、人間の適応能力に様々な障害が生じることです。
色々な症状があるので列挙していきます。
・めまいや顔のほてり
・筋肉痛や筋肉の痙攣
・体のだるさや吐き気
・多量の発汗
・高体温
・皮膚の異常
・意識消失
などの症状があります。
2.熱中症への対策
・水分補給を行う
最近の暑さは異常で、新型コロナウイルスの対策としてマスクをしていることも熱中症になりやすい要因の1つであります。
マスクをしていると喉がカラカラになりにくいため、喉が渇く感覚がなく、水分補給を怠ってしまうことがあります。
そのため、水分補給の対応が遅れてしまうことで、熱中症になってしまうこともよくあるみたいです。
喉が渇いている感覚がなくても、こまめに水分をとるようにしましょう。
・暑さを避ける
屋内だと日光による熱の侵入を防ぐため、遮光カーテンをひいておく。またエアコン、扇風機などで室内温度を28℃以下にする。
屋外だと日傘をさす。帽子を被る。
通気性、吸湿性、速乾性の良い衣服を着用する。
冷却グッズを利用する。(最近は色々な商品が出ております。少し例を挙げると、濡らすとひんやりするタオルや、充電式の首からかける扇風機など)
・塩分補給を行う
汗を大量にかくと、体内の塩分が不足してしまいます。スポーツドリンクや塩分を補給するためのタブレット(ラムネみたいなもの)を口にするようにしましょう。
3.水中毒とは
多量の水分を摂取することで、血液成分の1つであるナトリウム(塩分)が薄くなってしまい発症。
ここでも症状を列挙していきます。
・食欲不振
・疲労感
・頭痛
・吐き気
・嘔吐
・意識がもうろうとする
・精神障害
・錯乱、幻聴、幻覚
・性格変化
・呼吸困難
・心不全
症状が重ければ、命が危険にさらされてしまう恐ろしい病気です。
熱中症対策として、よかれと思って大量の水分補給を行っていると、水中毒になる可能性があります。
また、ダイエットのため食べることを控え、水分でおなかを満たそうとして水分を大量にとるのも控えて下さい。
1つの目安として、1時間以内に1リットルの水分を摂取すると危険だそうです。
水分補給と言ってもスポーツドリンクであれば塩分補給にもなるのでは、と考えがちですが、スポーツドリンクには糖分も多量に含まれております。
しかも体内への吸収がいい飲み物なので、当分の多量摂取にもつながります。
やはり短時間で多量に摂取しないよう気を付けなければいけません。
4.水中毒への対策
・水分摂取量をコントロールする
当然お酒もそうですが、一気に取得すると体の対応が追いつかなくなり、危険な状態になります。
面倒かもしれませんが、水分補給は一気ではなくこまめにすることが重要です。
・塩分補給を行う
最近簡単に塩分を補給できるタブレットが販売されています。
「塩分チャージタブレット」「アクエリアス 塩分補給タブレット」などです。
ただ塩分補給と同時に糖分も含まれておりますので、こちらも過剰摂取せずにあくまで補助的な役割としてかつようするのがよいでしょう。
今回は熱中症と水中毒のお話をしてきましたが、夏の暑さは年々ひどくなってきている印象です。
熱中症対策をしながら、水中毒にならないようにも気をつけなければいけない環境となってきました。
特に屋外で作業されている方々は、本当に大変な思いをして世の中のために仕事に取り組んでいます。
自分にはできないことなので本当に尊敬・感謝です。
そういった方々の身に危険が及ばないように、少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。