社会福祉法人会計(老人福祉施設)簿記の基本8

7-1、事業費の科目について

皆様、こんばんは。

 

前回は大区分の「事業費」と「事務費」についてお話ししました。

 

復習ですが、「事業費」にも「事務費」にもある科目で「水道光熱費」「燃料費」「保険料」「賃借料」については事業費の科目だけを使用する点はしっかりと押さえて頂きたいと思います。

 

さて、今回は「事業費」の科目で、一体どういったものがどの科目に計上されるのかを具体的に説明していきます。

 

当社で実際処理している内容を例として挙げていきますね。

 

使用していない科目については割愛させて頂きますm(__)m

 

 

給食費

利用者に提供する食事の食材や食品について計上します。

 

尚、食事を作っている人が自社社員であれば、その人達に人件費として「職員給料」が支払われ、外部に委託している場合は、委託業者に支払われている金額を「業務委託費」(事務費)に計上します。

 

例:食材、食品、おやつ代など

 

 

介護用品費

利用者の処遇に使用する介護用品の費用を計上します。

 

例:おむつ、入浴時に使用するバスタオル、身体を拭く時に使用するタオル、食事の時に使用するおしぼり、ビニール手袋など

 

 

医薬品費

利用者のための医療に関する経費を計上します。

 

例:医薬品、絆創膏、包帯、ガーゼ、酸素など

 

 

保健衛生費

施設内の消毒に関する費用を計上します。

 

例:キッチンハイター、ワイドハイター、手の消毒液など

 

 

被服費

利用者の衣類、寝具に関する費用を計上します。

 

例:寝具リース代、防水シーツリース代、クリーニング代、利用者の衣服、寝具購入代など

 

 

教養娯楽費

利用者のための新聞購入費、娯楽のための用品代、費用を計上します。

 

例:法話のお布施、慰問の謝礼金、納涼祭に要した費用、新聞代、レクリエーションで使用するものの購入費など

 

 

日用品費

利用者が身の回りで使用する日用品に関する費用を計上します。

 

例:トイレットペーパー、ティッシュペーパー、タオル小判、業務用洗剤、シャンプー、リンス、ボディーソープ、利用者用の化粧品など

 

 

 

どうでしたか?

 

物の例を挙げたらキリがありませんので、主なものだけを記載しました。

 

どの科目にするかは、その費用は誰の、何のための費用かを考えて、最も適している科目に計上すればいいのです。

 

同じ物を購入していても、用途が異なれば別の科目になることがありますので、しっかりと検討して頂ければと思います。

 

今回は「事業費」の中から7つの科目の紹介をしました。

 

次回は同じ「事業費」の科目で、残りの8科目について説明しようと思います。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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